扶桑精工ができること

特殊組成鋳物

特定用途に特化した鋳物製作

当社のガラスびん金型は普通鋳物でありながら、組成を耐熱耐摩耗用に特殊調整してあります。
顧客要望に応える為、1986年に困難を覚悟の上鋳物素材作りに挑戦。
ガラスびん金型専用鋳物素材を完成させ評価される様になり、各種部品材料も生産しています。
技術構築の中で各種データの数値化と分析を行い、勘に頼らない品質保証につなげております。
また、最大の特徴としてその数値化されたデータを使用し、特殊配合で使用用途に特化した特殊鋳物生産が可能です。

成分分析

規格成分はもちろん、特殊用途でも最適配合保証の為、溶解毎に毎回行っています。

軟化焼鈍(焼なまし)

台車式の熱処理炉を4基稼働。

温度や保持時間など、多様なパターン設定可能なプログラム焼鈍炉を備え、用途別に最適な焼鈍が出来ます。

焼鈍のみの受け入れも実績があり、希望に添った熱処理パターンで対応し、顧客要望に応えています。

適切なプログラム焼鈍により、応力除去や軟化以外に成分元素等の均一化や炭化物の球状化など、特殊配合材では特に重要な組成を保証する上で重要な工程に対応しています。

金属検鏡と硬度検査

金属顕微鏡を用いた微視的な組織検査と硬さ試験機による硬度検査。

成分検査だけでは分からない熱処理などによる組織変化や結晶の大きさや形などの組織の目視を顕微鏡で検査します。

また、硬さ試験器を用いて適正な硬度があるかも試験します。

これらの検査をパスして製品となります。