扶桑精工ができること

金属基複合材料(溶着)

超摩耗体制鋳物(鋳物にニッケル合金を部分溶接)

金属基複合材料(MMC:Metal Matrix Composite,以下MMCと記す)と称して、金属材の特性を強化する方法があります。
MMCには複数の方法(容湯添加、、鋳ぐるみ、めっき、溶射、溶着など)がありますが、当社は溶射や溶着を得意とします。
当社では古くからニッケル合金の溶接で部分強化の方法を取り入れ、複数の熟練した技術者が担当しております。
ガラスびん金型で要求された工程の一部ですが、他の部品も応用され、特に耐摩耗性の向上品として利用されています。

溶着作業

棒状の金属を溶かして盛るやり方や、金属粉パウダーを吹き付けるやり方などがあります。

溶着作業の様子

溶接盛り状態

鋳物の母材にニッケル合金を盛った状態。

肉盛り溶接内部の状態が重要。
溶着する温度やスピードの加減を調節し、肉厚不足だったり接着不良が起こらない条件で、気泡などが無い状態に肉盛りを行います。

切削状態

通常の鋳物部分とニッケル合金部分の同時切削状態。

削りにその品質が現れます。
当社では肉盛り後の焼なましも行い、材料の熱ストレスを除去すると共に切削性の安定化と材質の特徴を保った完成品の要求を満たします。