扶桑精工ができること
高硬度加工
![](https://www.fuso-seiko.co.jp/wp-content/uploads/2020/04/3-1.gif)
HRc60までの削り加工
フジテレビ系列に「ほこ×たて」という番組があったのをご存知でしょうか。
やらせ問題で消えてなくなってしまいましたが、結構おもしろい対決がありました。
「絶対に穴の開かない金属」と、「絶対に穴を開けるドリル」の対決で、あきれるばかりの硬さ(Hv2190)の焼結合金に、もはやドリルとは呼べない砥石のような工具で穴を開けるチャレンジがありました。
形としてはドリルの負けのようになっていますが、工具は交換して継続すれば良いわけで、どのように硬くても穴の開かない金属はないようです。
弊社ではHRc60までは直接加工の経験があります。もちろん、焼入れ前に手を入れることができれば、前加工で処理をしますが、そうでなくても問題はありません。
このような硬度の加工ができることによって、例えば主軸ですと防炭の必要がありませんので、歪の出にくい精度のよい品物が作れます。
とある特殊な材質にチャレンジした時の記録です。
硬いだけでなく、溶着が問題になりました。
![刃先溶着による摩耗と、正常摩耗](https://www.fuso-seiko.co.jp/wp-content/uploads/2020/04/3-1.gif)
各種試しましたが、なかなか決め手が見つかりません。
![色々なカッターを試してみたが同じ様な摩耗になる](https://www.fuso-seiko.co.jp/wp-content/uploads/2020/04/3-2.gif)
ドリルも摩耗が激しいです。
![切削長1m程度で刃先コーティングが少し無くなっている](https://www.fuso-seiko.co.jp/wp-content/uploads/2020/04/3-3.gif)
クーラント孔も詰まってしまう現象。
![クーラントスルー穴に切粉が詰まるトラブル(テスト材加工時)](https://www.fuso-seiko.co.jp/wp-content/uploads/2020/04/3-4.gif)
ようやく適したものが見つかりました。
![切削長7m程度の摩耗状態。溶着無く、欠けも無い。](https://www.fuso-seiko.co.jp/wp-content/uploads/2020/04/3-5.gif)